俺ガイル14巻感想

 

はぁ~、終わってしまった。アニメが終わって、原作も全部読み返して、未だに俺ガイルに対する想いが消えないので、ここで吐き出させてもらいます。

 

最近気づいて良いなと思ったのが、14巻のプロム本番での八幡と雪乃のインカムでのやり取り後。ここで二人ともシェイクスピアを連想していますね。一人は高窓から見下ろし、もう一人はそれを見上げる、といった状況から考えてロミオとジュリエットでしょう。ここで印象的なのが、彼らはロミオとジュリエットのラストをハッピーエンドだと捉えているんですね。

ロミオとジュリエットと言えば、お互いを愛しながら死んでいく悲劇の物語。仮死状態になったジュリエットが本当に死んだと思ったロミオは、彼女の後を追って毒杯を仰ぐ。そして仮死状態から目覚めたジュリエットはロミオの後を追う、という結末となります。

八幡と雪乃は自分たちの状況をロミオとジュリエットに見立てて、自分たちはそのようなハッピーエンドにはならないだろうと言う。逆に言えば、八幡と雪乃は離れ離れになるのではなく、両想いのまま二人で死ねたら幸せだと思っているんです。どれだけお互いのことを愛していればこのような考えを持てるのでしょうか。尊すぎかよと。そりゃ告白すっ飛ばしてプロポーズするわ。

 

さて、プロポーズ後のデートですが、デレゆきのんがひたすらにかわいいですね。あの二人が将来的にくっつくということは予想していましたが、正直イチャイチャする姿とか想像できなかったんですよね。まさかゆきのんがここまでデレてくれるとは。ゆきのんがいきなり腕を組んでツーショット取りだしたときは心臓が撃ち抜かれてしまいましたよ。序盤のゆきのんからは本当に想像できない光景でした…。だってあの娘の毒舌、もはやツンツンというよりもトゲトゲというレベルでデレの欠片もなかったですからね。

何故か知らないんですが、自分はヒロインの初登場時とその後のギャップというものに異常に惹かれてしまうタチでして。五等分でも二乃が好きですし。それもあってずーーーーっとツンツンしてたゆきのんがデレたときの破壊力は凄まじかったです。雪乃と将来を誓い合った比企谷八幡とかいう男、心底うらやましい。ゆきのんと付き合っているのか訊かれた時に、それどころじゃねえ(それ以上の関係だ)と言いたい。俺もゆきのんと結婚してえよ…。

 

そんだけ。おわり